勉強って子供がするものだって思っていませんか。
間違っていないけど、理解が足りていませんよね。
子供が勉強しなくてはいけないのは、勉強の仕方とか勉強した結果得られた知識の使い方などで、言い換えれば勉強出来る大人になる為の準備、演習、みたいな意味が強いと思うんですね。
いきなり人生において必須となるようなテーマを勉強して失敗してしまうと大変だから、まずは方法や手段の種類を演習として学んで、来るべき人生の勉強に備える、と考えるのがしっくりくるなって。
だから勉強っていうのは、大人になってからが「THE本番」であって、それまでに準備した勉強の仕方を使って、これまで以上に重要な勉強に、遂に着手するんでしょ。
でも案外そう感じている大人は少ないみたいで。
学生時代に勉強しろと言われ続けてきて、やっと大人になって勉強から解放された、なんて的外れな事を言ってしまう大人まで居る始末です。
馬鹿も休み休みになさいな。
大人になってからの方が、直面する課題の難易度って高くならない?
もしかして子供の頃以上に困る事などないっていう人生もあるのかも知れませんが、わたしの周りではそういう人を見かけません。
大抵は、大人になってからの方が「嗚呼子供のままで居たかった」と思える程に、解決が難しい問題が降りかかって来たり、逃げ出したいと本気で思うような無理難題が立ちはだかる事が多いでしょ。
普通そうでしょ。
だのに、子供の時に勉強して得た知識とか情報だけで、なんとかなるって本気で思っているんでしょうか。
いや思っているんでしょうね。
自分は大人になったから、勉強した時は子供だったけど、その時に得た知識を使う今の自分なら、なんとか出来るって。
でも本当にそうでしょうか。
子供の時に知った、問題解決の方法って、そんなに使えますかね。
ゼロではないにしても、ほぼほぼ使えないんじゃないでしょうか。
少なくともわたしにとっては、そうでした。
じゃあどうすればいいのかって話になるわけですが、当然ながら大人の勉強をするしかないわけです。
本を読む、大人に向けた授業やセミナーを受ける、とかって、誰でも思いつく勉強方法で無茶苦茶簡単に実行出来るし滅茶苦茶手の届く範囲に存在しているのにね。
わたしは、勉強しない、しようとしない大人はカッコ悪いなって思っています。