駄目人間は明日も

鬱病を持っている駄目人間が日々吐瀉する徒然エッセイ

削る

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会社に勤めている。努めて務めて勤めています。会社という組織に関わったり離脱したりしながらわたしは働き続けています。不本意ながら一時期動けなくなった時期はあったにせよ、わたしは働く事をやめようとしなかったし、働く事によろこびを見出しています。

 しかし、ただ我武者羅に働く事を良しとしてはいません。むしろ、働く事の意義を強く求めるタイプ、といえると思います。わたしはこの会社で何を成さんとするのか。わたしがこの組織で何を実行するのが最適解なのか。何より、わたしはこの会社で働きたいと思えるのか。

 そういうアレコレを考えながら、環境やチームを自分が心地良いと思える形に変えていく行為は、わたしが考える「仕事の醍醐味」なんです。

 当然ながら、これはわたしの勝手な想いであり、他者に押し付けたいとは思いません。不可能だと解っていますし。わたしはわたしの流儀で、望まれる成果でありわたしが納得出来る結果を出せるなら、みんな幸せって事でいいんじゃないかな、と思っています。

 しかしながら、そうしたわたしの考え方に強く反発する人もいらっしゃいます。判り合えない事は前提として考えよう、と心に決めたとはいえその事実を目の当たりにする度に気持ちを削り取られます。

 わたしは、気持ちが削り取られてササクレだってしまうのを極力避けたいと思っています。削られササクレだったわたしは、不本意ながら無駄に殺傷能力を獲得しがちなのです。

 わたしは自分のササクレを誰かに見せないように、自分の外面で覆い隠して働いています。誰かに刺さるくらいなら、自分のツラの皮一枚傷つくくらい、どうという事もないのです。

駄目人間は明日も

鬱病を持っている駄目人間が日々吐瀉する徒然エッセイ