駄目人間は明日も

鬱病を持っている駄目人間が日々吐瀉する徒然エッセイ

サラの自己紹介

ブログ「駄目人間は明日も」の筆者であるわたくしサラの自己紹介ページです。

人となり

鬱病を患っています。

切っ掛けは前職での激務で、30歳で共同起業した後10年程継続していた会社が、共同経営者の失敗により倒産に至った際、働き過ぎてしまいました。まあ良くある系のアリフレタ話です。

その後投薬継続しながら働いたり休んだりしながら今に至っていますが、前職の会社を畳んだ後に別の会社様よりお声がけいただき経営に参加しました。現在会社役員です。

鬱病は年々回復に向かっており、現在では概ね通常の人々と同様の生活を送っています。ストレスのコントール方法がかなり上手になったなと自己評価しています。

日々感じる由無し事を自由に綴る場所が欲しくてブログを開設いたしました。文章の内容はわたくし個人の考えに100%依存した偏りを持っていますので、お気に召さない方はそっと無視してくださることを期待しています。

リアルな関わりを持つことは相当に難しいと感じていますが、オンライン上での人間関係も比較的好きですから、気に留めていただいた方はアクセスしていただけると嬉しいです。

好み

仕事柄様々なエンタメ・コンテンツに触手を伸ばしている方かなと思います。それぞれについて具体的な好みがはっきりしていますので、他人様にもオススメしたい気持ちが強い方なんじゃないかと自己評価しています。そこで以下、わたしがオススメしたいコンテンツを列挙してみます。わたしの好みの輪郭をうっすら感じ取っていただけることを期待して。総て順不同です。

映画

たくさん観ます。劇場でもサブスクリプションでも時間が許す限り観ているので好きな作品は枚挙に暇なし状態ですが、少しだけ選びました。

  • ポンヌフの恋人
    恋愛映画というカテゴリでは、一番心に響いた作品です。恋愛とかかくも狂おしく苦くそして甘美なものなのだ、と教えられた気がします。映像も素敵で、物語の理解を放棄する見方も良いですよ。何度も観たくなる作品です。

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  • 生きてるだけで、愛。
    恋愛映画、と言えなくもない内容ですがわたしとしては本作、人間関係のドラマとして大変気に入っています。人とは違うというのはどういう事か、より深く考える事になった作品でもあり、自分のアイデンティティを振り返りたい時にはついつい観てしまうんです。

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  • 天空の城ラピュタ
    永遠のそして最高の冒険活劇、日本が誇るスタジオ・ジブリの傑作です。この頃の宮崎監督は「冒険」についてとても素直な感覚をお持ちだったような気がします。後の作品も素晴らしいのですが、本当に子どもが観てワクワクが止まらないような作品は、ラピュタをおいて他にはないと思います。

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  • 回路
    黒澤清監督の名作です。怖い映画の分類に入るかとは思いますので観る人を選ぶ作品だとは思うのですが、この作品独特の不思議な空気感が素敵だと思います。不気味なお話で、最終的な決着も曖昧なまま終わっていきますから、明解な作品がお好きな方には不向きかもしれません。

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  • ヴィデオ・ドローム
    クローネンバーグ監督を知るきっかけになった作品で、とても気持ちの悪い映画です。でも繰り返し観てしまう魅力があるんですよね。自分の内面という話題を考える時は、この映像が何故だか思い浮かびます。CGでは表現出来ない、手作りのイマジネーションがとても刺激的な作品です。

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小説

常に何か読んでいます。しかしやはり何度も繰り返し読む作品は昔のものが多いですね。2桁以上回収は確実に読んでいるものを選んでみました。

  • リング
    初見の時、面白過ぎて読むのが止められずに、深夜になる迄一気に読了した作品です。後に映画化されて大人気になりましたが、やはり原作の不穏さとは違うものでした。文章から感じる怖さって、想像が介入しますから無限に恐ろしいんですよね。テレビから出て来る貞子がいないのに、途轍もなく怖い物語です。

  • 魎の匣(もうりょうのはこ)
    京極夏彦さんの作品は沢山読みましたが、本作が一番好きなんです。とても長い物語なのに、スルスルと物語が注ぎ込まれるような感覚で読み進められるんですよ。ロマンチックな作品でもあるので、いろんな人に勧めたいのですが、前作にあたる「姑獲鳥の夏」から読まないと魅力が損なわれるので、是非2冊まとめて読んでください。

  • 十角館の殺人
    綾辻行人さんのデビュー作です。わたしが「本格ミステリ」の扉を開いたのは本作がきっかけでした。書籍でありながら、作者さんとの対話を楽しんでいるような錯覚を覚える、不思議な作品ジャンルです。考え考えて、でもしっかり騙されることが快感になってくると、本格ミステリをやめられなくなりますよ。

  • 火車(かしゃ)
    宮部みゆきさんの代表作。この作品は、「これこれこういう内容ですよ」という説明を一切したくないんですね。というのも、何も知らない状態で、どういう話なのかなあ程度の感じから入るのが、一番楽しめるような作品なんです。え、え、と思っているうちに思いもよらない方向に話が転がります。文章が優しい感じなのも大好きです。

     

  • PERFECT BLUE―夢なら醒めて
    竹内義一さんの名作です。ストーカーという概念が一般化する以前の恐怖もので、当時はよくもこんなにおぞましい物語を思いつくものだなと、心底感心しました。竹内さんの文章は小説以外でも大好きで何冊も持っていますが、読み応えはあるので本作です。ぞわぞわしながら読むのが楽しいんです。

     

漫画

もはや作家推しなので、お二人の先生は総ての作品を愛していますから作品単位では選べませんでした。

  • 中村明日美子 作品全部
    1番好きな漫画家さんです。もう総て好きなので、どうにも表現のしようがありません。絵もお話も何もかもです。いわゆる信者と呼んで差し付かえない感じですから、一生懸命に布教活動をしています。いつかしっかりオススメするエントリを書きたいと思っています。


  • 高野文子 作品全部
    ほんの僅かな差で2番目に好きな漫画家さんです。高野さんは、発表されている作品が少ないので、簡単に総てを集められてしまうのですが、もっと読みたいという欲求は長年満たされないので、なかなかにマゾっ気のある追い掛け方になってしまいます。描線が美しいんです、本当に。


  • 火の鳥 未来編
    総ての人に「死ぬまでに一度は読んで欲しい」のです。火の鳥シリーズそのものはそれなりに長く続いていますが、それぞれの〇○編は単独でも楽しめる構成になっています。もちろん全作読んで欲しいのですが、この一冊だけは別格です。読後に感じる果てしない気持ちは、他では感じる事が出来ません。


  • 自虐の詩
    4コマ漫画の傑作です。まさか自分が、4コマ漫画というメディアの作品によって声を出して嗚咽させられる事になるとは、全く想像していませんでした。序盤のどういようもないギャグ漫画の体裁は、後にやってくるドラマとの落差を表現する為の作戦だったのだとしたら、トンデモない野心作です。


  • 天使なんかじゃない
    りぼんに連載していた少女漫画、恋愛漫画です。矢沢あいさんは後に、「ご近所物語」や「NANA-ナナ-」「Paradise Kiss」でとても有名になられましたが、そのブレイク前夜たる本作も最高です。学生時代の恋愛模様が丁寧に描かれていて、その瑞々しさが眩しいんですよ。


あとがき

時々はこのページを更新していみようと思っています。好みはどんどん変わるというのに加えて、まだまだ書き記していない趣味や好きなものがあるからです。同好の諸氏に出会えることを願いつつ。

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