「癒やし」という単語が、ある時日本中を席巻しました。
どこかの広告代理店の戦略だったのだろうと想像しますが、「癒やし」は突如現れた「幻の救済」の如く誰もがその存在を口にし始めた印象があります。
もう何十年も前の話ですけども。
「言葉として存在している」というコトと「広く一般的に使われている」というコトとでは大きな差があります、当然ながら。
「癒やし」の登場は正にそういう類のメタモルフォーゼだったように思います。
わたしの印象としては「癒やし」という言葉が急速に広まったタイミングで、その価値というかありがたみというか、ともかく「良さ」が失われていったような気がするのです。
「癒やし」は突然に軽くなりました。
わたしは常々そう感じていたものですから、随分と永い間「癒やし」という言葉に対して慎重な接し方をしてきました。
迂闊に触れない、という形です。
ただそんなわたしでも、これはもう「癒やし」としか表現のし様が無いと思えるコトもありまして、そうした存在の多くは「音楽」に由来するところが大きいのです。
前置きが長くなるのはわたしの悪い癖です、ええ、ええ。最近繰り返し聴いている音楽を挙げてみようと思います。
あいみょん
「これはわたしの歌だ」なんて痛い気持ちにさせられる事はそうそうありません。
それでも何でも、これはわたしの歌です。
あいみょん - 愛を伝えたいだとか 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
あいみょん - 君はロックを聴かない 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
あいみょん - 生きていたんだよな 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
ASTERISM
彼らが居てくれるから、日本はあと40年は戦えます。
そう思いました。HR/HMの火は消えていません。
2019.1.16 Live at Hard Rock Cafe FUKUOKA
ASTERISM(アステリズム) 「155」(Original)
岡村靖幸
やっぱりココに帰ってきてしまいます。
何度も何度も帰ってきて何度も何度も刺さってきます。